複雑すぎる長期平準定期保険
以前、ある会社の経理部で働いていたとき、何とも不思議な経理処理をしている保険がありました。
今振り返ると、それが「法人契約の生命保険と税金」のところで出てくる長期平準定期保険でした。
複雑なので内容を確認しておきます。
【要件】
契約時の年齢+保険期間 > 70 かつ、
契約時の年齢+保険期間×2 > 105 であること。
【保険料の処理】
保険期間の前半6割は、1/2 は損金参入、1/2は資産計上
保険期間の後半4割は、全額損金算入するとともに、前半で資産計上した金額を均等に取り崩して損金算入
当時はどうしてこんな処理をしてるのか全く理解できませんでしたが(教えてくれる人もいなかった…)、税務的なものだったんですね。
人が入れ替わる組織では、こんな20年も先に経理仕訳が変わるような取引はまともに処理できない可能性大ですね。