ドルコスト平均法を検証してみる
ドルコスト平均法は、株式を定期的に一定金額ずつ購入する方法です。
一定金額ずつ購入するので、価格が高いときには少ない数量を購入し、価格が安いときには多くの数量を購入することになります。
これによって長期的には平均取得価格は低くなり、投資効率が上がると言われています。
実際に計算してみましょう。
価格が10%ずつ上昇していく状況で、一定金額ずつ購入するドルコスト平均法と一定数量を購入していく方法を比較してみます。
5期間が終わった時点で比較してみると、取得平均単価はドルコスト平均法の方が低く(12.0 < 12.2)、収益率も高い(22.1% > 19.9%)ことがわかります。 (5期の価格を時価として評価損益を計算。一定数量購入の方が投資金額が多くなるため利益金額は大きくなる。)
次は逆に価格が10%ずつ下落していくケースです。
こちらも5期間が終わった時点で比較してみると、取得平均単価はドルコスト平均法の方が低く(8.0 < 8.2)、収益率も高くなる(-18.1% > -19.9%)ことがわかります。
価格が上に下に変動するようなケースでも同じ結果になります。
ドルコスト平均法は、短期で利益を追求するのには向きませんが、長期での運用を考えるには良い方法だと言えそうです。
私もこの方法を知ってからは、基本的に株式投資(投資信託含む)はドルコスト平均法での積立しかしないことにしています。
面白さは全くありませんが(笑)